Loading

風景写真家・松井章のブログ

狂おしい“地球の鼓動”③:レンソイス砂漠の風の営み

風がもたらす奇跡の絶景

水晶の砂漠に2万個の湖が出現する「レンソイス砂漠」は、世界でただ一つの風景だ。異世界のような風景なので、“異景”と呼ぶべきかもしれない。

まるで別の惑星に来たようなのだ

レンソイス砂漠は、南米大陸のブラジル沿岸で、ほぼ赤道直下に位置する。東京都と同じくらいの面積の砂漠が水晶の砂に覆われていることは、「海流」と「風」が大きく影響している。

ブラジルの北東岸は、大西洋の“南赤道海流”がアフリカ方面から流れてきている。海流とともに、風も東から吹く。この風と海流が水晶の砂粒を作り上げ、砂漠全体をうねるように動かしているのだ。

ブラジル内陸から川に流されてくる土砂は多くの水晶(石英)を含んでいる。海に流された土砂は、海流と風により攪拌されながら沿岸部に戻される。海流と風と大地の間を土砂は行ったり来たりしながら、土砂の中から比重の重い水晶だけが残り削られていく。こうしてレンソイス砂漠は「白砂の砂漠」となった。

レンソイス砂漠を歩けば、風は常に海から吹くのが分かるだろう。そして、砂漠は生きているのだと感じるものだ。
風は水晶の地面に「風紋」を刻み込む。太陽が傾くと、アートのように不思議な縞模様が浮かび上がる。
そして、地平線までなだらかに連なる砂丘もまた風の刻印だ。

鳥の目で砂漠を見下ろせば、砂丘の連なりもまた「風紋」と同じように、風向きに合わせていることに気づくだろう。
極大の「砂丘」と極小の「風紋」は、風という絶対的な存在の下で相似しているのだ。

関連ページ:レンソイス

「レンソイス」ブログ関連記事集




YouTube動画:南米絶景動画チャンネル「レンソイス」

狂おしい“地球の鼓動”②:パタゴニアの暴風

狂おしい“地球の鼓動”④:ペンギンの国「南極大陸」

関連記事

  1. ペルー・アンデスの絶景撮影:朝日に燃える名峰ワンドイ

    2023.12.08
  2. 野生のラクダ・グアナコと過ごすひととき:パタゴニア・パイネ国立公園

    2025.08.19
  3. サンティアゴ巡礼路の起源とバスク地方「北の道」

    2020.01.15
  4. ボリビア日本人移住地訪問記(3):サンフアン移住地にて《加筆版》

    2025.05.14
  5. 【動画】北海道・摩周岳登山:摩周ブルーの絶景トレッキング

    2020.10.08
  6. ボリビア第二の都・サンタクルスで日本食を食す

    2025.06.19
パタゴニア
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP