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ボリビア・チリ国境の名峰:パリナコタ山とポメラペ山

草原の彼方に見える二つの火山——左がパリナコタ山(6,380m)、右がポメラペ山(6,282m)です。
いずれもボリビアとチリの国境にそびえ、ボリビア最高峰サハマ山の反対側に位置しています。
サハマ山と同じように、この一帯は円錐形の火山が点在する独特の景観が特徴です。

これらの山々を水源としていくつもの川が流れ、豊かな水が草原を潤します。
そのおかげで、アルパカの食糧となる草がよく育ちます。

また、標高4,500m前後の乾燥して冷涼な気候は、アルパカにとって最も快適な環境でもあります。
サハマ山麓がアルパカやリャマにとって理想的な土地といわれるゆえんです。

多くの生物にとっては厳しい自然環境であるからこそ、ラクダ科の動物たちはこの地に適応し、独自の進化を遂げながら繁栄してきたのでしょう。






































