Loading

風景写真家・松井章のブログ

アルミランテ・ブラウン基地に迫る氷河:パラダイスハーバー


アルゼンチンのアルミランテ・ブラウン観測基地は、氷河に取り囲まれた湾の片隅で、迫りくる氷河に飲み込まれてしまいそうな場所にある。

かつて捕鯨基地の要衝として重要な場所であったが、今では観測基地として運営され、ときおり南極クルーズ船が訪れる静かな場所だ。

小さな岬の突端の小屋の屋根は、アルゼンチンの国旗の色に塗られている。

アルゼンチンの国旗は、サッカーでよく見るのではないだろうか。

上下の青は、海や国土(大地)を表すと同時に、アルゼンチン人が持つ正義や友情への信念を表している。
そして、中央の白色は、首都ブエノスアイレスに流れる大河ラプラタ川を現すらしい。

背後に迫る巨大な氷河の前では、この小屋はあまりにも小さく、自然の前での人間の無力さをデフォルメするかのようだ。

アルミランテ・ブラウン基地では、クルーズのカヤック・チームが早速カヤックを漕ぎ始めた。

ゾディアックボートに分乗した我々は、クルーズ終盤のハイライトである、「パラダイス・ハーバー」へと向かった。

「探検船で行く南極クルーズ」記事集

「探検船で行く南極クルーズ」記事集



ルメール海峡を抜けて:氷塊の楽園に遊ぶアザラシ

《モノクローム写真》アンデス先住民・ケチュア族の暮らし:ブランカ山群

関連記事

  1. パタゴニアの暴風のシンボル“斜めに育つ木”

    2021.12.13
  2. 氷河に覆われた静寂の湾:パラダイスハーバー

    2017.04.28
  3. ジェンツーペンギンの楽園にて -南極・クーバービル島にて-

    2017.03.15
  4. 南極ゾウアザラシのハーレム:サウス・シェットランド諸島にて

    2017.03.07
  5. 秘境クルーズ特集:ガラパゴス諸島、パタゴニア、アマゾン、南極大陸

    2018.10.29
  6. 壮大な氷河の円形劇場 -ネコハーバーにて-

    2017.03.28
パタゴニア
2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP