Loading

風景写真家・松井章のブログ

ドレーク海峡を越えて、南極へ -探検船で行く南極クルーズ-

ドレーク海峡とアホウドリ -探検船で行く南極クルーズ-

南米の最南端・アルゼンチンのウスアイアから南極へ向かうクルーズはいくつもありますが、アンディーナトラベルでは「探検船」での旅をお勧めしています。

弊社がお勧めする探検船・ヘブリディーンスカイ号は、乗客は最大で約100人ほどの比較的に小型~中型の船でのクルーズです。
その機動力を武器に、南極半島では一日中たっぷり使い、上陸を繰り返します。
夏は白夜ですので、朝から夜まで明るい時間はフルに使います。

約100名の乗客に対して、乗員は60人ほどもいますので、クルーズ船中のサービスも実に豪華です。食事も実に多彩で、船旅中に食や施設のサービスで困ることは無いでしょう。お部屋ではホットシャワーもふんだんに使えます。
部屋には一日2・3回はルームメイキングが入り、朝・昼の食事はビュッフェ、夕食は豪華なコース・ディナーです。

乗客はアメリカ人を中心に、世界中から冒険を求めてやってきます。
好奇心豊かで楽しむことに貪欲な欧米人とともに、船旅を遊び尽くすのが「探検船」の魅力です。
参加者にはアウトドアを好む人が多いことから、キャンプやカヤックなどのオプションもあります。
そんな探検船でのクルーズを、これからシリーズでご案内して行きます。

「絶叫する60度」ドレーク海峡

船旅の最初の難関は、南米大陸と南極半島の間の「ドレーク海峡」です。
約2日間をかけて、このドレーク海峡を通過します。
「絶叫する60度」とも言われる南緯60度では、時に船は大きく揺れるでしょう。

陸から数百キロも離れた大洋のど真ん中でも、船の周りにはアホウドリが旋回して飛んでいます。
どのように船を見つけ、休憩する場所もないのに飛翔できるのか不思議に思えます。
このアホウドリの秘密は、その大きな巨躯にあります。
翼を広げると3.5mにもなるアホウドリは、巨大な翼でグライダーのように羽ばたかずに飛翔できるのです。

2日間の移動中も、南極半島での上陸に備えて各ブリーフィングを行います。乗船ガイドはそれぞれ専門分野を持っているので、ガイドごとにスライドショーや、時には船上で野鳥の調査などを体験できるので、ドレーク海峡の通過中もなかなか忙しくなります。

その厳しいドレーク海峡を通過して、“静寂”の南極半島にいよいよ到着します。

南極:専用ページ

パタゴニアの希少動物「ウエムル鹿」と名峰フィッツロイ

サウス・シェットランド諸島のジェンツーペンギン -南極クルーズ

関連記事

  1. 青い氷の回廊とアザラシのイビキ/南極クルーズ・クーバービル島にて

    2017.03.19
  2. 南極の氷海に浮かぶ氷の神秘

    2020.07.09
  3. 南極サウス・シェットランド諸島:ジェンツーペンギンの楽園②

    2017.03.04
  4. 南極半島の朝焼け:ジェルラッシュ海峡にて -南極クルーズ

    2017.03.13
  5. サウス・シェットランド諸島のジェンツーペンギン -南極クルーズ

    2017.03.03
  6. 南極の人の暮らし:アルゼンチン・ブラウン基地

    2025.03.15
パタゴニア
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP