Loading

風景写真家・松井章のブログ

レンソイス砂漠トレッキング・ツアー2019③:無限の連鎖の果て

レンソイス砂漠の成り立ち

森と海の生態系は川を介して密接に繋がっている。
森が破壊されると、沿岸の海域の海水の養分も減ってしまうからだ。海の養分が減れば魚は減り、川を遡上する魚が減れば森は養分を失う。

レンソイス砂漠の成り立ちもまた、川を介して上流からもたらされる土砂が重要な役割を果たしている。

水晶を含む土砂が、レンソイス砂漠の端を流れるプレギサス川から海に流出される。
その土砂は東から流れる海流に洗われながら海を漂い、比重の重い水晶だけが残り、ブラジル北東岸のレンソイスに打ち上げられる。
大西洋から吹く貿易風は水晶の砂を内陸へと吹き届ける。

この無限ともいえる連鎖の果てに、水晶で成り立つレンソイス砂漠が生まれたのだ。

連鎖の一つにでも変化が生じれば、レンソイス砂漠は微細に変化していき、数万年後には大きく姿を変えているのかもしれない。

人の時間軸では捉えきれない地球の営みを見ることは、相対的に人の営みの小ささに気づかせてくれる。
それは決して悪いことではなくて、世界を見る感覚を研ぎ澄ませる良い機会だと思うのだ。

▲レンソイス砂漠の砂をもたらすプレギサス川と、レンソイスの基点バヘリーニャス村。ここから下流の汽水域は、世界で一番背の高いマングローブが繁る森だ。

▲森の住人。オマキザル


▲マングローブの森は、エビやカニを育てる。レンソイス周辺の名物料理は、エビのオーブン料理だ。




関連ページ:レンソイス

「レンソイス」ブログ関連記事集





動画:レンソイス・トレッキング

ブラジル・レンソイス縦走トレッキング2019②:水晶の砂漠が秘める美

【ブラジル絶景動画】水晶のレンソイス白砂漠2019:トレッキング+パックラフト編

関連記事

  1. 冬の北海道:オホーツク地方・女満別の風景と宿

    2022.02.13
  2. チチカカ湖:アンデス伝統の祠「アパチータ」

    2025.06.23
  3. アルゼンチン文化を感じた日:「観る・聴く・踊るアルゼンチン・タンゴ」

    2025.11.15
  4. 奇跡の絶景:水晶の白砂漠レンソイスを歩く

    2018.11.19
  5. 氷河の歴史を辿り“トレス湖”へ/パタゴニア・フィッツロイ峰の絶景ポイント

    2020.02.21
  6. 写真集『アルパカ』ができるまで|印刷所で刷り上がる瞬間

    2026.03.27

キーワード検索

2026年5月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP