
今日は、「ラパス日本人会」の秦カルメン美津子会長、知花タダシさん、そしてアルパカ製品ブランド「WALISUMA」のマリア・レネさんと一緒に、エル・アルト市にあるアルパカとリャマの毛の紡績会社「ALTIFIBERS」の工場を訪問しました。
ALTIFIBERSでは、アルパカ、リャマ、ビクーニャの毛を集め、品質ごとに選別するところから、洗浄、そして糸にする「紡績」までを行っています。良質な素材を各ブランドに供給するほか、製品の製造も手がけ、北米、ヨーロッパ、アジアへと幅広く輸出しているそうです。
今回は、その一連の工程を見せていただきました。
集められた毛が選別され、洗浄によって汚れや脂分が取り除かれた後、繊維をほぐして整え、撚りをかけながら糸へと紡がれていきます。普段は完成した衣服として触れる素材が、どのような道のりを経て糸になるのか。その流れを目の前で見ることができ、とても興味深い体験でした。

▲何度も段階を重ねて選別していく

▲毛についたゴミはまず手作業で取り除く

▲徐々に製品へと近づいていく

▲滑らかで油分のある良質なアルパカの毛
なかでも驚いたのは、リャマの毛もアルパカに並ぶほど高品質な素材として扱われ、輸出でも大きな役割を担っているということです。アルパカだけでなく、リャマの毛の魅力も知る機会になりました。

▲左から、ラパス日本人会の知花タダシさん、秦カルメン美津子 会長、ALTIFIBER社のダニエル・マルティネスさん、WALISUMAのマリア・レネさん
工場で紡がれた糸が、一着の製品になるまでには、さらに人の手が加わります。WALISUMAでは、社長兼デザイナーのパトリシア・ロドリゲスさんが考えたデザインを、自宅の小さな工房で仕事をする職人たちに託しています。今回は、そのうちの一軒も訪問させていただきました。

▲最後は手作業で、信頼できる職人が服へと仕上げる

▲左から、WALISUMAのマリア・レネさん、職人のマリアさん
大きな工場での素材づくりから、家庭の工房での仕上げへ。最後の工程を、信頼を寄せる職人たちが担っていることが印象に残りました。暮らしの場にものづくりが息づく、温かみのある現場でした。
毛から糸へ、そして職人の手を経て一着へ。製品の背景にある技術と人のつながりを知り、これからアルパカやリャマの製品を手にするときには、その見え方も変わりそうです。
工場の技術と、職人さんの手仕事。アルパカ放牧で刈った毛がどのようなプロセスで製品になるのか、ほとんど全てのプロセスを見ることができました。




























