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風景写真家・松井章のブログ

黎明の富士山を大岳山から望む:東京・御岳

黎明に浮かぶ日本一の名峰・富士山

1日の中で一番神秘的な時間は、薄明の時間ではないだろうか。特に、夜明け前の黎明は、人に原初的な畏れと希望を同時に喚起させる。鳥たちも息をひそめるように静まり、じっと日の出を待っている時間帯だ。

星が瞬く夜闇は東の空から開け始め、空は紫から橙色へと刻一刻と変化する。地平線に浮かぶ富士山もまた、淡い光に柔らかく照らされる。静寂の中で変化する色彩の美しさは、日の出に照らされた祝祭的な輝きとは対になるようだ。

夜明けの時間、躍動的な東の空に注目するのではなく、あえて静寂に包まれる西の空を望むと、黎明の美しさにも心を奪われるかもしれない。

●撮影地:御岳山塊の大岳山(東京)

関連ページ:東京・御岳

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