Loading

風景写真家・松井章のブログ

アタカマ砂漠の花園で咲き乱れる「パタ・デ・グアナコ」

約4年に一度、地平線まで花で埋め尽くされる


エルニーニョ現象に周期を合わせて、約4年に一度10日間ほど、地平線まで花で埋め尽くされます。
雨季に地中に沁み込んだ水分を糧に、ある日、一斉に芽吹きます。

先を争うように、葉をほとんどつける暇もないほどの速度で茎を伸ばし、空気が花の香り満たされるほどです。

スベリヒユ科「パタ・デ・グアナコ」


まるで天国のような花園で、最も多く咲くのが、「パタ・デ・グアナコ」です。

「グアナコの足」という意味で、グアナコはこの辺に生息するラクダの名前です。
その名の通りに、多肉質の葉がラクダの足のような形をしていていることから名付けられました。
スベリヒユ科の植物です。

植物はほとんど生えない砂漠なので、花の無い数年間、生き物もじっと花が咲くのを待っています。
花が咲くのに合わせて、一斉に蝶も発生して、花々の受粉を助けます。

エルニーニョ現象という自然の摂理に生き物たちも忠実にリズムを合わせて、一つの不思議な生態系が確立しています。

「アタカマ砂漠の花園」ブログ関連記事集

アタカマ砂漠を埋め尽くす花畑

アタカマ砂漠の花園で咲き乱れる「パタ・デ・グアナコ」

アタカマ砂漠の花:ヒガンバナ科「アニャニュカ」

アタカマ砂漠の花:アオイ科「マルビージャ」

【動画】砂漠が花に覆われる:チリ・アタカマ砂漠の絶景

ブラジルの世界遺産・古都サンルイスの旧市街で過ごす

アタカマ砂漠の花:ヒガンバナ科「アニャニュカ」

関連記事

  1. 氷見・雨晴海岸から立山の山麓へ

    2024.03.31
  2. レンソイス横断トレッキング+パックラフトの旅

    2019.07.11
  3. アンデス屈指の山岳展望:ペルー・ブランカ山群を巡る3つのプラン

    2017.10.26
  4. ラクダの楽園:人と共生するリャマ/ペルー・コンドルの谷へ②

    2021.01.22
  5. パタゴニアの秋:南極ブナの紅葉に染まる

    2020.11.18
  6. 写真集「Ubiquitous」が完成しました

    2022.12.13
パタゴニア
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP