Loading

風景写真家・松井章のブログ

狂おしい“地球の鼓動”④:ペンギンの国「南極大陸」


南極大陸を旅していると、思った以上に野生動物の気配が漂うことに驚くだろう。特に南極大陸で存在感ある動物がペンギンだ。
気候変動などの影響で生息数の増減が激しいが、この数年はペンギンの生息数は増えていて、約800万羽とも900万羽ともいわれている。

南極の夏に当たる11月から2月にかけて、ペンギンは陸上にコロニー(ルッカリー)を形成する。この時期、地肌が露出する場所は、ほとんどがペンギンに占拠されているかのように、南極の沿岸では延々とペンギンのコロニーが広がっていた。

写真は、イギリスの観測基地「ポート・ロックロイ」。
人を恐れないペンギンにとって、ポート・ロックロイの敷地もまたコロニーに最適な場所なのだろう。

南極において、人は訪問者に過ぎないことを実感するような光景だ。

押し寄せるような巨大な氷河に覆われた氷の大地で、人もペンギンも僅かな地肌を見つけて、寄り添うように生きている。
とてつもない自然の力を前に、非力な生命は逞しく生き延びていた

関連ページ:南極

「南極」ブログ関連記事集



狂おしい“地球の鼓動”③:レンソイス砂漠の風の営み

狂おしい“地球の鼓動”⑤:パタゴニアの名峰フィッツロイの朝日と大草原

関連記事

  1. パタゴニアが紅葉に燃える「秋の南極ブナ」

    2024.04.28
  2. 【野生動物の写真撮影】南米のラクダ“グアナコ”

    2020.04.23
  3. 写真展開催のお知らせ(12/20~25)

    2022.10.19
  4. 南米における日系移民の歴史

    2021.12.29
  5. 日本ボリビア協会会報に掲載「日本人移住地訪問記(3)」

    2025.04.25
  6. アンデス山脈に咲くルピナスの花畑

    2022.07.29
パタゴニア
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP