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マイノリティの世界観を感じる「神話」

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「神話」に興味を持っている。
世界各地には多くの神話が残っているが、それらの「神話」の背後にある世界観が好きなのだ。アニミズムによる自然観と言い換えることもできるだろう。
「神話」を読む時に、真正面から読み物として取り組むと、私は「神話」を掴むことができない。挫折してしまう。日本で言えば、ヤマタノオロチやスサノオが出る壮大な創り話をじっくり読むと全く理解できない。話の内容は何ともめちゃくちゃで整合性もなく科学的ではないからだ。その神話の世界をしっかりと読み込むほどの根気はないのだが、その神話を感じるのが好きだ。少し読み人々から聞き、その背後にある世界観を感じようとする。その時、先住民が土地に根を張っていることを感じる。彼らの土台に憧れているのかもしれない。
何故このような途方もない創り話を作ったのだろうか。紙媒体がなかったからか。伝承により、古来から伝える手段として、「神話」は重要な役目を果たしたのだろう。捉え方を変えてみると、彼らの自然観を感じて、より深く土地に親近感を感じることができる。旅行者として、そんなスタンスが好きなのだ。そして、神話を感じて、自分自身の物語を旅で作る。
南米ギアナ高地の小さなお土産屋で買った神話の本を持っている。ペモン族がスペイン語に文章化したものだ。翻訳とは根気のいる作業で4割ほど読んで中断してしまっている。ペモン族の若者が大人になる儀式として、一人でジャングルを旅する物語だ。途中までしか読んでいないが、オーストラリアのアボリジニーの“ウォーク・アバウト”という儀式に似ている。一人で荒野を放浪する事を通して、神に出会いにいくのだ。その神とは、己自身であるのだろう。それは原作(アーシュラ・K・ル=グウィン作)の「ゲド戦記」にも似ている。そこで現れる己自身とは晴れやかなものが表出するのではなく、現れるのは“影”だ。己に対峙するのだ。見つめるともいえる。
グローバリゼーションの必然で世界は均一化に進み、ますます「神話」は過去の遺物と化していくだろう。しかし、ハワイなど一部の地域では、自分たちのアイデンティティとして、古来の儀式を復活させるような潮流も生まれている。
今、私たち日本人に欠けているものの一つとして、「神話」を挙げてみるのはどうだろうか。

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