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アルパカとリャマの朝活
夜が明けるころ、アルパカ達はすでに目を覚ましてソワソワしていました。
囲いから長い首を伸ばして、外の様子を伺っています。
アルパカとリャマ、それぞれ時間をずらして、放牧が始まります。
陽が草原に差し込むと、囲いを開ける時間です。
アルパカもリャマも、その瞬間を待ちわびたかのように一斉に草原へと向かって歩き始めます。
日没時に家路に着く時とは異なり、今はお腹が空いているのか、足並みを合わせて一目散に草原へと向かいます。
不思議なことに、だいたいの1日のルートは決まっているようです。
特に、人間が誘導することもなく、暗黙の了解で、彼らは自分の行動範囲やルートが決まっているようです。
朝日の斜光に、リャマの長い首がユラユラと揺れていました。