
もう30年も前、初めて日本を出て到着したのが深夜のブエノスアイレスでした。とりあえずタクシーに乗り、「安いホテルにお願いします」とスペイン語で恐る恐る言ったものです。あのとき、車窓で過ぎ去るブエノスアイレスの夜景は鮮烈で、旅の原風景の一つになりました。
タンゴの旋律とダンスは、ブエノスアイレスの夜景そのもので、暗闇と薄い光が合い、危うさと希望が混在する世界は、100年の月日が経っても普遍的です。
タンゴショーは、そのブエノスアイレスの歴史を想起させる演目で、「アルゼンチン」を感じさせてくれます。






























