Loading

風景写真家・松井章のブログ

丘の上から望む南極の絶景と、雪の華“氷雪藻”


ダンコ島の標高300mほどの山頂に登ると、南極大陸の氷河と海が織りなす絶景が広がっていた。

山頂部にもやはり多くのペンギンがいる。
小さななペンギンがこの山頂にたどり着くには、いったい何時間歩いて来たのだろうか。

大変な苦労をしてペンギンが山頂を目指す理由は不明そのものだ。
一つ言えることは、上に登れば登るほど、景色は良くなるということだろう。

山頂部の小さな雪原に、一羽だけポツリとペンギンが立っていた。
もくもくと湧いてきた霧とともに、どこか物憂げに遠くを見つめているかのようだ。

雪面を見ていると、赤や緑の染みが見える。
赤、緑、黄色など、南極半島ではあちこちの雪面に、うっすらと色がついていることに気づくだろう。

これは氷雪藻と呼ばれる藻類の一種のコロニーが出している、命の色だ。

多くの野生動物を始め、藻類や地衣類など、実は多くの生き物が南極を拠り所に生きている。

会報誌「ポコ・ア・ポコ」第6号の見出し

世界最高所の首都ラパスの絶景の秘密(ボリビア)

関連記事

  1. 南極の氷海に浮かぶ氷の神秘

    2020.07.09
  2. ワタリアホウドリ:南極ドレーク海峡を彷徨う巨鳥

    2024.03.02
  3. 狂おしい“地球の鼓動”④:ペンギンの国「南極大陸」

    2019.10.08
  4. ドレーク海峡を越えて、南極へ -探検船で行く南極クルーズ-

    2017.02.28
  5. 南極ゾウアザラシのハーレム:サウス・シェットランド諸島にて

    2017.03.07
  6. サウス・シェットランド諸島のジェンツーペンギン -南極クルーズ

    2017.03.03
パタゴニア
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP