Loading

風景写真家・松井章のブログ

丘の上から望む南極の絶景と、雪の華“氷雪藻”


ダンコ島の標高300mほどの山頂に登ると、南極大陸の氷河と海が織りなす絶景が広がっていた。

山頂部にもやはり多くのペンギンがいる。
小さななペンギンがこの山頂にたどり着くには、いったい何時間歩いて来たのだろうか。

大変な苦労をしてペンギンが山頂を目指す理由は不明そのものだ。
一つ言えることは、上に登れば登るほど、景色は良くなるということだろう。

山頂部の小さな雪原に、一羽だけポツリとペンギンが立っていた。
もくもくと湧いてきた霧とともに、どこか物憂げに遠くを見つめているかのようだ。

雪面を見ていると、赤や緑の染みが見える。
赤、緑、黄色など、南極半島ではあちこちの雪面に、うっすらと色がついていることに気づくだろう。

これは氷雪藻と呼ばれる藻類の一種のコロニーが出している、命の色だ。

多くの野生動物を始め、藻類や地衣類など、実は多くの生き物が南極を拠り所に生きている。

会報誌「ポコ・ア・ポコ」第6号の見出し

世界最高所の首都ラパスの絶景の秘密(ボリビア)

関連記事

  1. 「南極大陸」氷の国に躍動する生命①:ジェンツーペンギン

    2020.06.12
  2. 写真コンテスト入選/「パタゴニア」&「南極」2作品

    2018.02.26
  3. 南極大陸の氷上キャンプ:ペンギンとともに眠る極上体験

    2017.04.03
  4. 南極に輝く生命:サウスシェットランド諸島のゾウアザラシ

    2020.06.24
  5. ドレーク海峡を越えて、南極へ -探検船で行く南極クルーズ-

    2017.02.28
  6. 壮大な氷河の円形劇場 -ネコハーバーにて-

    2017.03.28
パタゴニア
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

最近の記事

  1. 館山城の桜

    2024.04.11

アーカイブ

PAGE TOP