Loading

風景写真家・松井章のブログ

丘の上から望む南極の絶景と、雪の華“氷雪藻”


ダンコ島の標高300mほどの山頂に登ると、南極大陸の氷河と海が織りなす絶景が広がっていた。

山頂部にもやはり多くのペンギンがいる。
小さななペンギンがこの山頂にたどり着くには、いったい何時間歩いて来たのだろうか。

大変な苦労をしてペンギンが山頂を目指す理由は不明そのものだ。
一つ言えることは、上に登れば登るほど、景色は良くなるということだろう。

山頂部の小さな雪原に、一羽だけポツリとペンギンが立っていた。
もくもくと湧いてきた霧とともに、どこか物憂げに遠くを見つめているかのようだ。

雪面を見ていると、赤や緑の染みが見える。
赤、緑、黄色など、南極半島ではあちこちの雪面に、うっすらと色がついていることに気づくだろう。

これは氷雪藻と呼ばれる藻類の一種のコロニーが出している、命の色だ。

多くの野生動物を始め、藻類や地衣類など、実は多くの生き物が南極を拠り所に生きている。

会報誌「ポコ・ア・ポコ」第6号の見出し

世界最高所の首都ラパスの絶景の秘密(ボリビア)

関連記事

  1. 写真集「Ubiquitous」が完成しました

    2022.12.13
  2. 南極の氷海に浮かぶ氷の神秘

    2020.07.09
  3. 氷河に覆われた静寂の湾:パラダイスハーバー

    2017.04.28
  4. フォト・ギャラリー「南極」:新ページのご案内

    2020.05.08
  5. ルメール海峡を抜けて:氷塊の楽園に遊ぶアザラシ

    2017.04.22
  6. 秘境クルーズ特集:ガラパゴス諸島、パタゴニア、アマゾン、南極大陸

    2018.10.29
パタゴニア
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP