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風景写真家・松井章のブログ

海外トレッキングや秘境で活躍する「ダッフルバッグ」とは

過酷な環境に柔軟に対応する「ダッフルバッグ」

防水で耐久性のある「ダッフルバッグ」は、海外トレッキングや秘境地域で大きく活躍します。パタゴニア、ペルーやボリビアのアンデス山脈、ギアナ高地やレンソイス砂漠など、あらゆるアウトドア・シーンで必要な基本装備です。

ポーターやロバ(リャマ)が運ぶ荷物:ダッフルバッグ

ポーターやロバ、またはリャマが荷を運ぶ縦走トレッキングでは、重さに制限があるので、バッグは極力軽くする必要があります。
しかし、袋など簡単な包装だけで預ければ、内容物の破損や紛失を招くことがあります。

ダッフルバッグは、強度のある素材でできていて破損することはあまりなく、簡単な防水機能があります。また生地も厚いので、多少の衝撃には内容物を守る効果もあります。

ポーターはダッフルバッグを背負子に乗せて、いろいろな荷物と一緒にまとめてブルーシートで包みロープで縛り付けたりするでしょう。ロバやリャマで運ぶ時にも、同様に大きな籠に入れて、それなりに荒く扱われます。

そのように酷使される環境に強いのが、ダッフルバッグなのです。

ホテルをベースにトレッキングする場合には、車輪が付くスーツケースが便利ですが、縦走トレッキングではダッフルバッグを使用することが多くなります。

ダッフルバッグは秘境地区でも重宝

セスナ機やヘリの移動を含む秘境地区では、やはりダッフルバッグが重宝します。セスナ機の積載庫のスペースは限りがあり、押し込むことができないスーツケースなどのハード・ケースは、運が悪いと積み込めないことがあるからです。現場のパイロットにとって、重さよりも重要なのは、そもそもスペースに入るかという柔軟性の方が重要であったりします。

サイズは大きめの方が便利

サイズの小さいバッグは、普段もいろいろ使えそうに思えますが、容量は多ければ多いほど、何度もいろいろなシーンで活躍するでしょう。まさに「大は小を兼ねる」です。

条件は、寝袋・マットを入れるかどうか、テント泊か小屋泊か、そして衣服の必要な寒い高所かそれとも温かい低所か、などで内容量も大きく異なります。
よくあるパターンとしては、2・3泊ほどのトレッキングで小屋やロッジ泊。ベッドは各自ありますが、寝袋だけは持参(または現場の登山口で各自にレンタル)。こんな時は、ダッフルバッグには、個人的な荷物(着替えや貴重品)に加えて、寝袋を入れる必要が出てきます。そして、60リットル以上の内容量が必要となるでしょう。

テントやマットを入れる場合には、80~100リットルとなります。

とても便利で何でも入ってしまうので、荷物が多くなってしまうというデメリットがあります。出発前には荷物をすべてダッフルバッグに入れてみて、実際に重さは何キロになるか計ってみる。そうして持参する荷物を決めるのをお勧めします。

関連商品:ダッフルバッグ(60-90リットル)

●ブラックホール・ダッフル 60L クライミング (パタゴニア)

●ブラックホール・ダッフル 90L クライミング(パタゴニア)

●ブラックホール・ダッフル 120L クライミング(パタゴニア)

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