Loading

風景写真家・松井章のブログ

メリノウールの毛刈り行程:パタゴニア

1.jpg
一頭の羊から取れる羊毛は、約4キロほどだ。
育つ土地の豊かさにより一頭から収穫できる羊毛の量も異なってくる。
刈られた毛は、作業台の上に乗せられて、すぐに選別される。
条件の良い毛から等級にいくつか分けて行くのだ。
こうして選別された等級ごとに、羊毛はブロック状に圧縮されて倉庫に積まれていく。
これらの作業には役割分担がされていて、毛刈り職人はひたすら刈り続けることになる。
パタゴニアの羊は、上等なメリノ種だ。
かつて2000万頭を超えるほどであった羊も、オーストラリアやニュージーランド、そして中国との国際的な価格競争に押されて、羊の数は減少の一途をたどっている。
開拓時代には“ゴールド・ラッシュ”ならぬ“ウール・ラッシュ”と呼ばれるほどに牧羊産業が熱狂していたものだが、
その羊が担っていたパタゴニア史も大きく変わろうとしている。
2.jpg
3.jpg
4.JPG

パタゴニアの風物詩:羊の毛刈り

パタゴニア開拓史:イギリスとの因縁

関連記事

  1. クリスティーナ牧場の草原歩き⑨ -パタゴニア

    2015.11.03
  2. 【4K動画】南米パタゴニアの絶景:名峰フィッツロイと南極ブナの原生林

    2020.03.06
  3. オーロラのような幻想的な雲:パタゴニア・フィッツロイ峰の夕日

    2018.06.17
  4. パタゴニア・フィッツロイ直下のトレス湖で、朝日を待つ

    2015.04.18
  5. 降雪を繰り返し秋と紅葉が深まる:パタゴニア

    2015.04.15
  6. ガンコウランの仲間「ムルティージャ」の赤い実:パタゴニアの植物

    2015.09.04
パタゴニア
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

最近の記事

  1. 館山城の桜

    2024.04.11

アーカイブ

PAGE TOP