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風景写真家・松井章のブログ

グランドキャニオンのキャンプ:ファントム・ランチ

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グランドキャニオンの核心部・コロラド川を往復する3日間のテント泊トレッキングは、12億年の地球の歴史を垣間見る旅となります。
標高2,200mのサウスリムから、標高750mのファントム・ランチへ。標高差1,450mを一日で一気に下ります。
サウスリムに広がる松の林では、4月はまだ日陰に残雪が残る早春です。徐々に標高を下げるにつれて、ビャクシンの灌木帯に植生を変え、さらに下るとヨモギなどの草原、そしてリュウゼツランやサボテンが広がる砂漠帯へと、植生は劇的に変化して行きます。
地層の断面の変化も分かりやすく、色や岩の質がくっきりと変化していきます。最深部のコロラド川の地層は、12億年前の固い花崗岩です。
花崗岩より上の地層は、海の底で形成された堆積岩を主に、約12億年分も積み重なります。
コロラド川沿いのキャンプ地・ファントムランチには、国立公園の許可証が必要なので、制限された人数のみが入域できます。許可証の確保は非常に難しく、約6ヶ月前に抽選で取得します。
訪れる人が少ないので、壮大な景色をじっくりと楽しめます。
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アンテロープ・キャニオン:光芒の作り出すアート

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